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Redbull Xalps2021 DAY1 回想(JPN1)


エックスアルプス2021を終え帰国しました。
コロナ禍のなか応援してくださる皆様のおかげで、このような世界一過酷と言われるアウトドアイベントへ参加できたことに感謝しています。
勝者クリスチャンマウラーの優勝インタビューにもあったように、コロナの制約の中イベントの開催にこぎつけた主催者に感謝するとともに、コロナと無関係といってよい大自然、空の世界で思う存分力を発揮できたことに幸せを感じ、ゴールまで到達できなかったわけですが、このスポーツの奥深さを痛切に感じ取ってまいりました。


中央がこのイベント首謀者の一人ウールリックグリル(相棒のハーネスアーチはヘリの事故でお亡くなりに)


現在2週間の自宅滞在期間であり、皆様のところへ足を運べない時期でありますが、エックスアルプスでの出来事をゆっくり回想できる機会として使わせていただこうと思います。まずは、DAY1の出来事を思い返してみます。


DAY1 トラックログ


DAY1はいつもと同じように、選手はワークラインのキャンプ場で最終ブリーフィングをおこない、AM8:30選手専用バスに乗り込みモーツアルト広場へ向かいました。わたしは、体調に異変をきたしていて、足の指がつり気味なのを気にしながらの乗車でした。他の選手との会話もなく、全員が緊張気味の様子です。


ブリーフィング前妙に明るい、サポーターのダビデとITA1アーロン


スタート前のモーツアルト広場は、入場自粛がアナウンスされてはいたものの、スタートのコリドールが応援団でいっぱいとなるぐらいの混みようです。私たちの応援にロールアウト出身でドイツ在住の小林さん、キノアンのお知り合いの君島さまが前回と同様に応援に駆けつけていただけました。


駆けつけてくれた小林さん


モーツアルトボールを届けていただいた君島様。おいしくいただきました。


各選手の応援団も駆けつけ、相変わらずトマココネアが一番人気の様子でした。
アーロンファミリーにも会うことが出来ました。
もちろん、初瀬さんからの応援うちわも掲げ、スタート準備万端です。


トマは、ここでも一番人気。第1子誕生で、トレーニング不足気味。


アーロンの息子は、どんなアスリートとなるのか?


いつもありがとうございます。


前回の第一コーナーはオレンジ軍団でしたが...


AM11:30スタート後は、いつものようにマイペースでガイスベルグを目指します。途中ピッチを上げトマココネアを含む集団のトップに出たところで、前を歩いていたやつらが道を間違えペースを乱します。サインボードにサインをしたころには足がつり気味でしたが、先行してテイクオフした選手達はガイスベルグ上空で高度を稼ぐための待機状態。私も、前回と同様に後藤さんのサポートで木に引っかかることなく無事にテイクオフ。
東風ベースの難しいコンディションで皆助け合いながらのファーストレグとなりました。


Bioart Aerotact


Cuddle ファミリー


30㎞地点までは、航空管制空域の高度制限を意識しながらの集団がスローペースで進行。
私はアプテナウに差し掛かったところで、一人集団から抜け出し先行している数名のパイロットを追いかけます。
そして、この日の核心部はダハシュタイン氷河に続く岩盤のリーサイドでの上げ競争。
マウラーは先行し過ぎでランディングしたらしく、マキシムピノと私の一騎打ち。
ピノには上げ負けましたが、まずまずの飛びでファーストフライトを終了。
今回使っているPHIのスカラエックスアルプスはリーサイドとか荒れた空域での安定感が抜群です。


北東風でまともなリーサイド。超荒れ気味で抜け出せたのはピノと私。


セカンドターンポイントのクライナルに向けて、ほとんどの選手が手前のスキーゲレンデを直登。
私は、水もウオーキングポールも持たずに登攀に入ったためまったく速度が出ず、後を追いかけてきてくれたサブサポーターのマテウが到着するころには両足の大腿筋がやばい感じに。
時折、悲鳴を上げながらののたうちまわる私を、マテウがマッサージして何とかするという事を繰り返しながら、何とかテイクオフできるところに到達。
そのころには、風が追い風になりぎみでしたが、私はラストチャンスで何とか空中へ。
クライナルのサインボードにサインをし、その日は足を癒すために早めの終了としました。
移動距離163.73㎞
ハイキング19.63㎞/3.3h
フライト144.11㎞/3.9h


私の栄養バランス担当のマテウ。助かりました。



A&Aパフォーマンスキャンプ2021 COOクロカンウイークDAY2


DAY2は東風強めで、クラウドベースが1000~1200mの予報。
内陸に入ると南風ベースで、クラウドベースが1400m。
ということで、クロカンコースを都賀インター経由でスカイパーク宇都宮ゴールと申請しNASAトップへ。



テイクオフの風は多少リスクを伴う強さで、ダミーの小熊イントラからは上空は飛びやすい風という情報でしたが、参加者の方々全員が自主キャンセル。
扇澤はコンディションを確かめるためにテイクオフ。



お昼少し前にクロカンに出発しましたが、平野部はオーバーキャストで日照がなく東風の最前線をキープしながら鬼怒川までゆっくり駒を進め、対地高度200mから上昇。その後は、日照も戻り抜群のコンディションとなり、群馬県へ調査フライトの一日でした。



パフォーマンスキャプDAY3は参加人数も20名を超えます。
皆様、明日にそなえてゆっきりお休みくださいませ。


A&Aパフォーマンスキャンプ2021 COOクロカンウイークDAY1


パフォーマンスキャンプ COOクロカンウイークDAY1は気温減率の良い日に巡り合い、約70㎞先の黒羽ゴールを目指しグループソアリング開始。
足尾エリアはサーマル活動が活発で、先行したグループも、後発のグループも燕鉄塔で雲に巻かれないように注意しながら、北を目指してスタートを切りました。






高峰山を通過するあたりで先行グループから園部さんが抜け出し、抜群のサーマル発見能力を発揮し順調に扇澤と烏山エリアへ。
後発組は苦労しながらもなんとか烏山エリアまで到達。



園部さんはその後もキープハイで黒羽エリアまで余裕のグライド。
後発組は、奇跡の復活劇を繰り返しながら距離を伸ばしました。



最後は、先行した園部さんが見つけた素晴らしいランディング場に、扇澤、吉川さんがハッピーランディングでDAY1を締めくくりました。
パフォーマンスキャンプでのクロスカントリー飛行は、仲間と一緒にツーリング感覚で空の旅に出かけることをテーマとしています。
明日からもハッピーランディングを目指してクロカンにチャレンジしましょう。



2月28日(日曜日)今シーズン最終日の朝霧パフォーマンスセンター


高気圧圏内の、快晴に恵まれた朝霧高原。
本日がパフォーマンスセンター最終日ということもあり、春のクロスカントリー飛行、大会参戦に向けての最終調整を兼ねた皆様が集まりました。



朝のミーティングで、野外着陸で使うアプローチをどのように選ぶのかが皆様に伝達され、アリーナゴールを目指したスタンダードタスクが11時スタート。
本日は、サーマルトップが1500m前後ということで、昨日イメトレした高圧線のCTRをどうクリアーするか?
タスクを短時間でコンプリートするために、如何に回さないでグライドするのか?必要最小限の高さをキープするのか?
そして、野外着陸を理論通りにできるのかどうか?
皆様まさに、春本番に向けた実戦形式のフライトを堪能できたようです。

そして、ハッピーランディングで今シーズンを終えられたことに感謝いたしましょう。






今シーズンのパフォーマンスセンターは、e-ラーニングシステム、SNSグループでの情報伝達、トラッカーでの安全管理や飛行解析などを導入し、今まで以上に内容の濃い活動ができたと思います。
参加していただけた会員の皆様にも好評を得ています。
そして会員の皆様には、春から秋にかけて全国で開催予定のA&Aパフォーマンスキャンプの実施案内をさせていただきますので、是非ご参加くださいませ。

来期の朝霧パフォーマンスセンターは12月2週目からオープンいたします。
皆様の会員登録をお待ち申し上げます。

それでは、今シーズンを無事終えられたことにスタッフ一同感謝申し上げます。
また、来年お会いできることを楽しみにしております。


2月27日(土曜日)の朝霧パフォーマンスセンター


今日の朝霧は北に高気圧がある今までにない気圧配置で夜中から朝にかけて北風が強く、お集まりになられたメンバーの方はフライトできるかどうか半信半疑。
そこで、午前中は春のクロスカントリー飛行に備えてCTRを確認しながら飛ぶためのスキルを藤野さんから、八郷近辺のフライトに関する情報を小熊さんから皆様へ伝授。




その後、変な風も収まりテイクオフへ。
お昼前後は南西風が時折強く吹き込む、不安定なサーマルコンディションで、テイクオフ直後にトップアウトできた方はもれなく主稜線へ。
運悪く、テイクオフより低くなった方はなかなか生き残れない感じでした。
その中でも、今井浜のS藤さんが、粘りに粘ってトップアウトしていただいたころからコンディションが好転。



そして、最後には朝霧マジックともいえるソアリングコンディションになり、皆様穏やかなフライトを堪能されました。
明日は最終日です。
春のクロスカントリー飛行に備えた、グループソアリング、野外着陸などを予定しています。
スタッフ一同、皆様のお越しをお待ち申し上げます。



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