2020~2021 JPAナショナルリーグを振り返って
JPAの大会はコロナ禍という事で限られた参加人数の開催となりましたが、開催された大会は全戦成立といううれしいシーズンとなりました。JPAナショナルリーグを振り返ってみると、総合1位はアエロタクトの扇澤、2位にエアハートの藤野と我々にとってはやった感のあるシーズンとして終了しました。
結果を簡単に振り返ってみると、私扇澤の平均得点は計上本数が4本という事もあり980点と全タスク1000点狙いの作戦が功を奏したリーグ戦となりました。COOスプリングカップの2本目、奥越高原スプリングカップの1本目では、昔からの悪い癖が出てしまいましたが7本参加したレースのうちタスクトップが3本あり、納得のいくレースができたシーズンでした。
同率2位の藤野、正木選手もそれぞれタスクトップが2本と、やはりトップ狙いの選手が上位に食い込んできた感じのシーズンとなりました。
パラグライダーのレースはゴールまでの平均速度を競っている大会です。大会ごとに良い成績を残すためにはゴールすることは必須条件なのですが、リーグ総合成績となりますと計上する本数分だけ好成績を残せばトップクラスに入ってきます。今年のようにタスク成立本数が多いと、私のようにひどいボムアウトする選手でも、ゴールする確率がそこそこあれば上位を占めることになってくるので、この結果は今シーズンのコンディションの良さに起因しているものと思っています。
そのなか、特筆すべきはJPA会長の小野寺選手が出場した4本のタスクすべてで平均点が高く6位入賞となっていることです。速度を競うレースといっても、パラグライダーのレースはやはり、気象を読みマイペースでゴールができることが最優先だという良い例となっています。
そして、5位の吉川選手は平均点が900点を超え、いよいよ世界で通用する女性アスリートの域に達した感じと推測します。
日本におけるコロナウイルスの影響は、大分収まってきたように思えます。パラグライダー活動を再開された選手の方々も少しずつリーグ戦に戻ってきていただいています。来期のリーグ戦はエアパークCOOのスプリングカップから予定されています。ぜひ、大勢参加できるような環境になることを期待しています。
来期も、アエロタクト、エアハートはJPAの大会を応援していきますので、皆様よろしくお願いいたします。