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パラグライダーの最新情報をお届けします。

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2022朝霧パフォーマンスセンター 12月9日(木) 初日


いよいよパフォーマンスセンターの季節がやってまいりました。
本日は初日という事もあり、数名の方々のご来場でしたが、1本目は北風にもまれながらの足慣らし。
2本目は、クラウドベースが2000mに達し、ゆったり天子までのクルージングを楽しみました。





今年のテーマは、パラグライダーとは?
簡単だけど難しいパラグライダーの技術を、わかりやすくお伝えできればと思います。
基本に忠実に、テイクオフ技術から、SIV技術、XC技術から、ハッピーランディングまで、徹底的にご理解いただこうと思っています。



今日は、長年パフォーマンスセンターに通ってきたかいあって、初めてグループソアリングで天子まで行ってきた、記念すべき日の方もいらっしゃいました。



そして、締めの一本はハイク&フライで。
今年も朝霧パフォーマンスセンターをよろしくお願いします。
スタッフ一同、皆様のご来場をお待ち申し上げます。


2020~2021 JPAナショナルリーグを振り返って

安いパイロットたち


JPAの大会はコロナ禍という事で限られた参加人数の開催となりましたが、開催された大会は全戦成立といううれしいシーズンとなりました。JPAナショナルリーグを振り返ってみると、総合1位はアエロタクトの扇澤、2位にエアハートの藤野と我々にとってはやった感のあるシーズンとして終了しました。


上位20名の成績


結果を簡単に振り返ってみると、私扇澤の平均得点は計上本数が4本という事もあり980点と全タスク1000点狙いの作戦が功を奏したリーグ戦となりました。COOスプリングカップの2本目、奥越高原スプリングカップの1本目では、昔からの悪い癖が出てしまいましたが7本参加したレースのうちタスクトップが3本あり、納得のいくレースができたシーズンでした。
同率2位の藤野、正木選手もそれぞれタスクトップが2本と、やはりトップ狙いの選手が上位に食い込んできた感じのシーズンとなりました。

パラグライダーのレースはゴールまでの平均速度を競っている大会です。大会ごとに良い成績を残すためにはゴールすることは必須条件なのですが、リーグ総合成績となりますと計上する本数分だけ好成績を残せばトップクラスに入ってきます。今年のようにタスク成立本数が多いと、私のようにひどいボムアウトする選手でも、ゴールする確率がそこそこあれば上位を占めることになってくるので、この結果は今シーズンのコンディションの良さに起因しているものと思っています。

そのなか、特筆すべきはJPA会長の小野寺選手が出場した4本のタスクすべてで平均点が高く6位入賞となっていることです。速度を競うレースといっても、パラグライダーのレースはやはり、気象を読みマイペースでゴールができることが最優先だという良い例となっています。

そして、5位の吉川選手は平均点が900点を超え、いよいよ世界で通用する女性アスリートの域に達した感じと推測します。


四国三郎ファイナルでの集合写真


日本におけるコロナウイルスの影響は、大分収まってきたように思えます。パラグライダー活動を再開された選手の方々も少しずつリーグ戦に戻ってきていただいています。来期のリーグ戦はエアパークCOOのスプリングカップから予定されています。ぜひ、大勢参加できるような環境になることを期待しています。
来期も、アエロタクト、エアハートはJPAの大会を応援していきますので、皆様よろしくお願いいたします。


JPAファイナルin朝霧開催中

JPAファイナル朝霧開催中


12月4日(土)大会初日は、朝霧マジック炸裂のコンディション。
クラウドベース2500mのなか、チャレンジクラス、N2クラス、オープンクラス共に大量ゴールのタスク成立。
各リーグ、明日のタスクでトップの入れ替わりが在りそうな混とんとした成績で最終日を迎えます。
明日の結果をお楽しみに。





Redbull Xalps2021 DAY12 回想(JPN1)

アエロタクトチームは挑戦し続けます


Day12。
5人目のエルミネートがFRA3のセオに決まり、最下位ではありますが最後まで戦った中での20位が決定。
ということで、我々の目指すものはといえばモンブランに到達すること。
できるなら、モンブランを回り込みダビデの住むクールマイヨールぐらいまで足を延ばしたいところですが、この日もクラウドベースは低く、目指すモンブランは雲の中であるに違いありません。
しかも、またまたスイスでキャンプを張ってしまったので、まずはフランス入り、そしてイタリアを目指す一日となりました。


ジュリアノと一緒にアボリアを超えてモルジンへ向かいます。


そうはいっても、まだまだ遠いモンブラン。
この日の作戦は、まず陸路でスイス国境を渡り、スーパーモルジンのテイクオフへ。
ソアリングコンディションに巡り合えば、サモアのエリアを超えデニスコルテラの住む、サンジェルベの谷へ入っていく感じで考えました。
スーパーモルジンのテイクオフへは、サポーターも車を横付けできるので、みんなの見守る中ラストフライトができるので最高のロケーションと言えます。


シャモニーの入り口、パーシーでレース終了。


ゴールへ到達できる可能性のある選手たちは、必死でZee Am Seeを目指している終盤戦ですが、私たちのゴールはモンブランの折り返し地点。
表彰式が開催されるZee Am Seeまでは陸路で丸一日かかる距離感です。
主催者からは表彰式には間に合うようにしてくれとのメッセージが届き、明日車での移動を考えると、この日は早めに切り上げスタッフ共に疲れを癒すことに。
フライトコンディションはクラウドベースは低いものの結構よく、狙った通りのルートで、午後4時にパーシーまで到達。
まだまだ時間的には余裕がありますが、イタリアへ抜ける2600mの峠道もガスに覆われた状況。
峠を詰めて徒歩で国境を超えることを考えると、明日の行程に支障をきたすのは間違いありません。
今回のレースは、アクシデントも多かったので、ここは無理せずハッピーランディングでレースを終了することに。

今日テレビで「超人たちの人体」という番組を興味深く見させていただきました。
トップアスリートの超人的なパフォーマンスと、それを実現する人体の驚きの仕組みを解き明かすものでした。
水泳でコンマ1秒を縮める為に最後の15mを無呼吸でピッチを上げる能力がどこからきているのか、マラソンを2時間以内に走りきるケニアの選手は、糖質中心の食生活が腸の糖質吸収能力を進化させているとか、パラ陸上で短距離から長距離までメダルをとるアスリートの、長距離走に適応しない大きな筋肉でマラソンを気持ちで走りきる脳の発達度など、彼ら超人は人体(脳、内蔵、筋肉)を進化させることで記録を伸ばしているという内容でした。
エックスアルプスのトップアスリートたちも、この超人たちに匹敵することをやってのけてくれます。
毎年高くなっていくハードルをいとも簡単に超えてくエックスアルプスアスリートたちの努力による進化は、計り知れないものだと思われますが科学的に解明できる物でもあるはずです。
空を飛べない人間が、鳥のようにアルプスを渡り歩いていく姿は、人間の英知の高さを証明し、エックスアルプスアスリートたちは、人間の進化を感じ可能性に賭けて生きています。
オリパラゲームに先駆けて開催されたエックスアルプスですが、エックスアルプスアスリートたちのパフォーマンスはオリパラアスリートたちに匹敵するものであり、人に感動を与えてくれ、人の可能性を感じさせてくれます。

我々アエロタクトはこれからもエックスアルプス、パラグライダーの可能性、人間の可能性に挑戦し続けます。
今後とも応援よろしくお願いいたします。


Redbull Xalps2021 DAY11 回想(JPN1)

レマン湖。ビルヌーブのテイクオフ。


DAY11。
昨日は追い越すことが目標となったセオが意外と距離を伸ばせなかった感じで終了したので、ゆっくりペースで歩き体力を温存した形で終了しました。
オーストリアからスタートし約400㎞程、西に移動しましたので日の出が遅いからなのか、はたまた空が雲に覆われているからなのか、朝起きてみるといまだ暗がりで、この日のスタートはヘッドランプが必要な暗さです。


朝の軽いブリーフィング。天気悪そう・・・


しばらく歩くとレマン湖が見えてきました。
レマン湖の東の端は、マニューバーをやるエリアとして昔から有名で、1990年代の初めのころ、JMB立山パラグライダースクールの校長関沢さんがアエロタクト主催のマニューバー講習に参加し、パラシュートを開傘して帰ってきたエリアです。
昨日、沿道に応援に駆けつけてくれたアランゾラはエアターコイズ(アエロテスト)の親分で、自らメーカーが差し出すグライダーのテストを行っています。
(下記ビデオは、レマン湖上空でのBoomerang9のテスト風景)
当時エアターコイズはとても危険だった2ライナーのテストを本気でやってくれていました。
2ライナーの出始めのころから比べると、今はCCCのカテゴリーができ、グライダーの安定感も抜群に良くなってきていますが、彼らが頑張ってくれたおかげです。
なんせ、危ないことをやってくれるのですから、皆様感謝しましょう。
そのころから比べればX-alps用のグライダーの開発も進み、当時は考えてもみなかった2ライナーが主流となり、とても良い仕上がりだと感じています。

2013年のエックスアルプスでは使用するグライダーはEN/Dの認証を受ける必要があるというレギュレーションができ、GINのグライダーをアランゾラにテストしてもらったことを思えています。
日本チームの只野さん達は現地トレーニングに入っていましたが、私はチームから離れてアランゾラを訪ね、X-alps用のグライダーの承認テストを受けたことを覚えています。
テストに合格しなければ、エックスアルプスへの参加は認められなかったはずですので、冷や冷やものでした。

ハイクアップ前のウエザーブリーフィングでの予報は西風強風。
ドンドッシュを攻略するにはできるだけ西からテイクオフする必要があります。
そして、モンブランへ近づくには風下の流されないようなフライトが必要であるとの指示が出ていました。
実際フライトしてみると予報通り西風強風。気温減率は良いのですがクラウドベースは2000m以下で、ドンドッシュのピークも雲に隠れた状況でした。


ハイクアップの前のメテオブリーフィング。 ちゃんと飛べなそうなので暗い感じかな・・・・


早朝ハイクから、フランス国境までは後藤さんに付き合っていただきました。
テイクオフまではジュリアノと一緒にエックスアルプスのメディカルクルーも私の体調を気にして(単なるエックスアルプスファンのようでしたが)同行しました。
そして、いよいよテイクオフ。

フライトは西風が強く、ドンドッシュのピークは雲の下でクラウドベースまで上げると雨が降っている状況。
西進するのは難しく、私は高い山(フランスとスイスの国境)に沿ってのフライトで距離を伸ばします。
結果、フランス側には着陸できず、またもやスイスに降りてしまいましたが何とかセオを越した位置まで駒を進めることが出来ました。
この日は万が一の時にそなえてナイトパスを申請していましたが、使うことなく次の日にモンブランに近づく作戦を立て、この日を終了いたしました。


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